
皆さんは冬のランニングではどういった工夫をしていますか?雪が降るほど寒くて体が動かなかったり積雪の悪路でまともに走れなかったりと、特に気を使うところが増えるのではないでしょうか?今回は、初心者ランナーを脱却し冬でも快適に走る為のオススメアイテムを3つ紹介します。これらのアイテムを一度使い始めると、快適すぎて冬のランニングでは手放せなくなります!使ったことが無い人はぜひ試してみていただきたいです!
ドライレイヤー
1枚目として着ることで、汗を吸ってその上に着たコンプレッションウェア等に移動させる機能があります。汗戻りしない構造となっているため汗冷えやべたつき等の不快感から守ることができます。
冬のランニングでは寒さ対策として厚着をすることも多いかと思いますが、体が温まっていない内はウェアと肌の間に風が入り込むことで寒さを感じやすいです。ドライレイヤーに防風機能はありませんが、布1枚挟むことでそういった隙間風を予防できます。また、体が温まってきて発汗が増えると汗冷えにより体力を著しく奪われてしまいますが、ドライレイヤーを1枚着ることで汗を外側に逃がし、汗戻りも防いでくれるので快適な状態でランニングを続けることができます。
私はファイントラックのドライレイヤーベーシックロングスリーブを長年愛用しています。アウトドアメーカーとして有名ですが、その優秀すぎる機能はランニングでも活かされています。これまでに汗冷えによる腹痛や体力の消耗、低体温などの痛い経験をしたことのある方はぜひためしてみていただきたいです。値段はそこそこしますが、耐久性がありますし多少ほつれても機能面は全く問題ありません。
また、おたふく手袋のインナーもとても使い勝手が良いです。何よりも値段がファイントラック製品の1/3~1/4となっているため、手軽に試せます。機能面も個人的には全く問題ないと思います。ただ、耐久性がやや低いようですので毎シーズン買い替えるのであればこちらで良いと思います。製品のラインナップが多彩で迷うかもしれませんが、まずはオールシーズンインナーを使っておけば間違いないでしょう。
メリノ手袋
冬のランニングでは手の冷えも気になるところです。私の場合は手袋をしても指先が冷えて気になったため、ウィンドブレーカーの袖から手を出さずに走っていたこともありますが、ジャストフィットのウェアだと袖から手を出さないのも難しいし時計の確認のたびに手を出さなければならないのが面倒でもあります。ずっと手の冷えは気になっていましたが最近R×Lのメリノウール手袋を試したところ、とても使い心地が良かったです。私はこれから数年は手放せなくなってしまいました。
まずウール生地が柔らかく、とても暖かいです。防風機能は無いため、寒風が気なる場合はこの上にこれまで使用していたランニング用の手袋でいいので重ねて着けることで暖かく快適になります。指が動かしにくくごわごわした感じがするかもしれませんが、使用している内に慣れますし走る上では問題ありません。気になるのであればワンサイズ上の手袋にするかミトン型のものにしてみましょう。現代のランナーに合わせて特殊構造のウォッチウィンドウがあるのも秀逸!最近のGPS付時計は直接肌に当たっていれば心拍数も計測してくれるので、機能を活かしつつ肌の露出を最小限にしてくれます。滑り止めやスマホ操作可能な繊維も使われているため、寒気がそれほどでもなければこの手袋1つでも十分活躍してくれます。気になるのは手袋にしては値段が高めなところですが、一つ持っておくと数年間は活躍してくれます。
腹巻
お腹が弱い人は冬ランでは特にお腹の冷えに注意が必要です。私は汗かきで、初めてフルマラソンに出場した時は汗が冷え切ってお腹の冷えに繋がり、腹痛と闘いながらなんとかゴールしました。ゴール後も低体温状態となりしばらく動けなくなった苦い記憶があります。そういったお腹の冷えを予防するのにヘルスポイントのランニング用腹巻きが非常に有効です。
ウェットスーツにも使われているラバー素材で出来ており、外気から守ってくれるのはもちろんのこと、汗を腹巻きの中に留めてお湯のような状態を保ってくれます。内臓を温かく保つため、それまで感じていたお腹の冷えからくる急激な疲労感は感じなくなりました。また、適度に着圧感もあるため腰ベルトのような効果もあり体感部に意識がいきやすいという点もメリットであると感じました。注意点としては、高機能であることで走っている間に気温が上がるなどすると暑く感じてしまうことがあるため、体温調節が重要になるという点でしょう。
ヘルスポイントの腹巻きだと暑さを感じたり、着圧での動きにくさを感じるという人は気温に合わせて薄めの腹巻きで最低限お腹を守る程度にすると良いでしょう。グンゼのホットマジックというシリーズの腹巻きは吸湿発熱素材でランニングによる発汗にも対応してくれます。とても薄く、1枚で使うなら腰から胸まで覆えます。2枚折りにしてもほとんど厚みは出ず、お腹だけを集中して守ることができます。私の場合は10月~12月前半まで使用しました。暖かくなってきたら気温に合わせて2月~4月も使用する予定です。非常に安いですし、日常使いでも目立たず使いやすいですね。

冬のランニングや大会で冷え対策が不十分で失敗した人は、今回紹介したアイテムを活用してみて下さい。冷えを予防し、これまでより自分の走りに集中できるようになります。これを読んだ方が初心者ランナーを卒業し、冬でも自己ベストや自己最長距離に挑戦できるようになる今後手放せなくなるアイテムに出会えたら嬉しいです。
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