頑張っているのに評価されない!と感じたら③

看護

 評価されていないという不満を感じている(感じたことがある)人に、改めて考えてみてほしいことを4つご紹介しています。3つ目はこちら

評価=昇給や昇進と考えていないか

 「あの人は自分と同期で働き始めたのに来年から役職がつく」など、同期入社の人や後輩が自分より早く役職がつくと焦ったりしませんか?私の場合、同期が先に認定看護師を勧められたり他病院に行った友人が主任になったりしたという話を聞くとモヤモヤした気持ちがありました。

 昇進や昇給は評価されているということを分かりやすく示してくれます。しかし、それらが無かったからと言って評価されていないというわけではありません。「あなたに期待しているから、あえて若手と同じ目線に立って引っ張って行ってほしい」「今の疾患チームではメンバーを引っ張ってくれるくらい知識があり判断も出来るから、今度はまだ未経験の○○チームで経験を積んでほしい」等、上司の考えによってあえて昇進させずに留めておき、職場全体のレベルの維持や底上げを狙っている可能性があります。地道に頑張っていると、突然どんどん昇進の話が降ってきた、なんてこともあるかもしれませんよ。また一方で、昇進するとそれに合わせて昇給することも多いかと思いますが、同時に責任も伴ってきます。メンバー全体を管理する広い視野も必要となってくるし、一度昇進すると「やっぱり今の自分には荷が重いから元に戻して」と降格すると周囲の目も気になりますよね。そもそも降格させてくれる職場は少ないのではないでしょうか?そこまで考えることができれば、むしろ現状のポジションのままで自由に自分の仕事に集中させてくれていることにありがたいと感じる人もいるはずです。

 また、私の暮らす田舎ではまだまだ年功序列の精神が残っているので、頑張っていなくても勝手に一定の年代に入ると昇進する仕組みになっている医療機関が多いです。恐らくその年代の中でも評価の高い人が昇進しているのだとは思いますが、若手から見てもそれほど仕事が出来ていない先輩に役職が付いて給料が上がり、業務量は増えているが日常業務が疎かになったことで通常業務に支障をきたしている…そんな先輩看護師を何人も見てきました。あなたは、そんな上司ばかりの職場に耐えられますかそう考えると昇進よりもまず着実に目の前の業務に集中しよう、と思えませんか?

 しっかり頑張れている人は必ず誰かが見てくれています。口や態度に出さなくても信頼し、困ったときには頼ってくれます。焦らず、今自分に課された業務や課題に取り組むようにしましょう。

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