こんにちは、メンズナースのほりぽんです。「転職後に後悔しないために把握しておくべき７つのこと⑥」はご覧いただけたでしょうか？連載してきたこのテーマも最終回となりました。今回の連載では、実際に私が転職した後に感じた後悔や他の転職者から聞いた失敗談などから、特に転職する前に注意しておくべきと感じたことを７回に分けて紹介してきました。今回初めて読んだ方で興味を持たれた方は過去の投稿も読んでみて下さいね。近々転職を考えているという方は特に参考になる内容になっているとおもいます！
想定外の収入減となる可能性がある
転職の理由で１，２を争うものが「収入」ではないでしょうか。医療業界しか知らない人にとっては看護師の収入は少ないと感じている人が多いかと思います。しかし、すべての業種と比較すると高収入と言われており他業種からの見え方とはギャップがあります。
厚生労働省による令和５年の賃金構造基本統計調査によると、看護師の平均給料額は約３５万円となっています。これは多くの他業種から見ると高給与であり魅力的に思える金額です。看護師は国家資格が必要となる専門職なのでその分給料は高めに設定されているはずですが、少なくとも私の住む田舎の看護師は給料に全く満足していません。
その理由は、やはり責任の重さが大きいでしょう。少しのミスで命の危険や患者さんの一生を左右してしまうという場面が日常的に見られており、他の業種と比べるとその業務一つ一つにかかる責任は比になりません！そのような環境ですので、うっかりミスをしただけで同僚の前で吊し上げられる場面も多いのではないでしょうか（ブラックな環境と言わざるをえませんが…）。
また、そもそもの業務量が定時で終わる量となっていないことで時間外業務が膨大な時間となっている現場も多いです。それらを日々こなしていても余裕のある生活ができない程度の収入しか得られていないと感じる看護師が多く、とにかく収入面では納得がいっていない人が多いように感じられます。都会の大都市で看護師をしている友人の収入を聞くと田舎の看護師の収入とは天と地ほどの差があることもあり、そういった地域格差にも納得できない場合が多いでしょう。
それほど責任が重い現場に嫌気がさして施設やクリニックに転職する場合もありますが、職場の規模でも年収に差があることが明らかとなっています。やはりそもそもの収入を得る体制が整っている大病院などの方が収入面では増えやすいという結果ですね。
忙殺されない労働環境を求めて規模の小さい施設やクリニックに転職を考える際も、よく求人情報は確認していると思いますが、どんな病院・企業でも不都合な情報は出すはずがありません。私が現在の職場に転職して暫く経ってから知って驚いたのは、退職金に「÷２」と記載があったこと（！？）法人独自の退職金制度を用いているため問題ではないとか…。大学病院や病床数５００床以上の大病院しか経験したことが無く、退職金について納得いかないと思ったことがない私としては衝撃的でしたが、個人経営のクリニック等では退職金制度自体が無い場合もあるので、転職情報を調べまくった今となっては仕方ないことなのかとも思います。それでも…後から知らされれば納得いかないというのも頷けますよね。
このように、転職前に想定していた収入が転職後に想定外の理由で減ってしまう可能性は十分にあります。収入は大いに越したことは無いですよね？言うまでもありませんが、少しでも年収が多い（または増える可能性が高い）職場を検討しておきましょう。
７回に渡って「転職後に後悔しないために把握しておくべき７つのこと」を連載してきましたが、いかがだったでしょうか？今回紹介した内容は私の実体験もほとんどの掲載に盛り込んでおり、転職した後に後悔してほしくないという思いでまとめています。長文となり読みにくかった部分もあるかと思いますが、転職をしようか悩んでいる方はぜひ参考にしていただきたいと思います。
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