東北住み市民ランナーの暖冬によるランニングへの向き合い方の変化

ランニング

私ほりぽんは昨年までは12月にシーズン最後の大会を終えると最低でも約2か月間、ほぼ完全な冬眠期間としていました。2月頃からぼちぼち走り始め、4月に冬眠明け最初の大会参加をしていたのがこれまでの状況でした。

ほりぽんの冬ランの取り組みの変化

今年は12月の大会を終えた後も定期的にランニングを継続し、完全な冬眠はしませんでした。とは言ってもモチベーションは落ちていたため、12,1月頃は週1回程度のランニングでしたが、せっかく走るならとこれまでは悪天候時は走るのを諦めていましたが公営のジムを利用することで定期的にランニングを継続できる環境を獲得することができました。おかげで、例年であれば5月後半くらいで戻っていた走力で現在(3月中旬)走れています。復活も早まったため、勝負レースのタイミングや目標タイムへの調整についても例年とは違う動きが必要になりそうです。

冬ランとの向き合い方を変えたことでのデメリット

これまでは完全冬眠期間に全力でダラダラしていたことで体力は落ちますが精神的には超リフレッシュ状態でした。そのおかげで冬眠明けのタイミングでカチッとスイッチを入れ換えることができていたように思います。しかし、今年は定期的に走り続けてきたためにやや気持ちが中だるみしてしまっていると感じています。4月以降は東北地方でも毎月どこかで大会が開催されるため、これまで通りのタイミングでマラソン大会に出続けるとなると休養を入れるタイミングも難しくなりそうです。

また、やりたいことに十二分に時間を割くことができなくなったとも感じます。これまではメインの仕事(看護師)でずっと疑問に思っていたことやその他に興味を持ったことなど、冬眠期間は休日や家事を一通り終えた後などに時間をかけてゆっくりと学び直しができていたのですが、その時間はかなり限られてしまっています。自己研鑽を続けたい人にとっては学びたいことにある程度まとまった時間を充てることも大事だと思います。この点については自分としてはもっと学びたいことがたくさんあるため、どういったタイミングで時間を確保するか検討が必要だと感じています。

年間を通して気温は上がり続けている

数年前までは一晩で膝近くまで雪が積もる日が1シーズンで3,4日はあった私の住む地域でも、今年はそこまで積雪する日は1度もありませんでした。もちろん10cm未満(踝にかかるくらい)程度の積雪は何日かありましたが、ブーツ等を履いていればそこまで普段の生活で困るということは無かったという状況です。

気象庁が示しているデータによると、2024年の日本の平均気温は898年の統計開始以降、2023年を上回り最も高い値となったとのこと!日本の年平均気温は、様々な変動を繰り返しながら上昇しており、長期的には100年あたり1.40℃の割合で上昇しているとのことです!私の暮らす地域の昔のニュース映像の中には腰のあたりまで積雪している中を小学生が通学しているような映像がありました。今では考えられない積雪量です。

出典:気象庁 | 日本の年平均気温

このデータから考えられることは、昔はベストと考えられていたランニングへの取り組みは現在の状況には全く合わない可能性があるということです。

これからのランニングを東北の視点から考える

東北地方では12月~3月のマラソン大会は極めて少なくなります。理由は恐らく①路面状況悪化によるアクセス不良、安全面が担保できない②積雪や低気温の影響で諸々にかかる費用の増大etcかなと思います。大会が無いとモチベーションが上がらない市民ランナーは冬眠期間に入るかトレーニングを維持して関東や西日本まで遠征して大会参加するのではないでしょうか?

先に出したデータからも分かるように気温の上昇により、(地域差はありますが)近年は思ったほど積雪はありません!ある程度の冬装備の充実は必要ですが、コースを選べば冬でも完全に走れないような路面状況になる日は非常に限られています。朝晩の凍結等による転倒の怖さはあるため高強度のトレーニングは難しいかもしれませんが、それでも数年前と比べれば非常に走りやすくなっていると言えるでしょう。

長年ランニングを続けてきた人ほど自分なりの年間の決まった過ごし方があると思います。しかし、気候やランニングアイテム、大会の数など状況は年々変わってきています。周囲の状況をよく確認し、これまで通りではなく今の状況に適した計画を立てていきましょう。

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