私は趣味で月に2,3冊は本を読んでいます。ここで言う本とは論文や専門書ではなく、ビジネス本や趣味に関するものなどですが、「読みたい」と思って読むものもあれば「きっと自分のためになるだろう」といった自己投資という意味合いで読むものもあります。興味があって手に取ったものであればいいですが、そんなに興味が無いのに読むのは苦痛になって途中で読むのを止めたことがある人も多いのではないでしょうか?
今回の投稿では、私の経験と過去に様々な本や動画サイトで見たもので実践して良かったと思った、趣味を読書にするコツを紹介しています。
7.目標を立てる
読書を趣味にすることに失敗する要因の1つに、読もうと決めた本の読みにくさがあると思います。そもそも読みにくい本を読もうと思っているということは、あなた自身がその本を読む価値があると感じているということです。そういった本にまとめられた情報を知識として吸収するためには、目標を立てて計画的に読み進める必要があります。
まだ読書習慣が無い人であれば、読み始める前に「1日○ページ読む」とか「今週中に○章まで読む」といったような小さな目標を立てておくと良いでしょう。先の私の投稿でも挙げたように、本の帯や目次、中身をパラパラ読んでおけば、その本を読むのにどのくらいの労力がかかるかが想像できるかと思います。それを基にして、ざっくりとでいいのでこのような目標を立てておきます。読み進める中で、思った以上に読みにくく目標を達成できなそうだと感じれば、あなたが目標を達成するために立てた計画を達成可能なものに修正すればいいだけです。あなたが自分自身のために立てた目標ですので、いつでも修正可能なわけです。そうした最終目標として「○○という本を読み終える」「○○という本に書かれた内容を吸収する」といったことが達成できれば完璧ですね。ただし、「今年中に○○という本を読む」といったような、あまりにも緩い目標では本を趣味にすることはできませんので、最初のうちは少し大変だと思っても「1か月以内に読む」とか「毎日○ページ読む」といった少し頑張りが必要な目標を立てて読み進めることをオススメします。
さて、これまで連載してきた読書を趣味にする方法はこれで一旦終了になります。いかがでしたでしょうか?今回の連載を読むことで読書を始めてみよう、続けてみようと思ってもらえた方がいれば嬉しく思います。本は1冊まとめられるまでに著者や出版社の多大なる努力でまとめられており、その内容には責任もついて回るためインターネットやSNSで見られるデマ情報はありません。ですので、読書は何歳になってからでも自分を成長させる助けになってくれます。文字を読むのは疲れる、本にお金を使うのはもったいない、と考えている人はとてももったいないことをしていると思う一方で、これまで読書をしてこなっかったなら仕方ないよね、とも思います。まずは自分の興味のある本を手に取ってみましょう。そこからあなたの可能性は必ず広がっていきますよ。
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