【看護師×香水】看護師は香水を使ってもいいの?

看護

みなさんは看護師が香水を使用することについてどのようにお考えでしょうか?一般的に看護師と聞いて連想するのはユニフォームなどの清潔な服装に身を包み、無臭もしくは消毒のような匂いを感じるイメージではないでしょうか?そんな看護師が仕事の前や仕事中に香水を纏うのはいけないことなのでしょうか?

香水を付けてはいけないという規則はあるか?

看護師は経験年数に関わらず、一人ひとりがその職場を代表する職員です。患者さんや家族にとっては「新人看護師」や「看護師長」などの違いは無く、すべて「○○病院の看護師」といった見方をするためです。

病院等の清潔なユニフォームを支給される環境で働く看護師の方であれば、多くの場合就業規則の中に服装に関するものがあると思います。 髪はまとめる、下着は透けないように、靴下は白か白地にワンポイントのみのもの、ズボンの裾は引きずらない等、細かく規定されている場合もあると思いますが、香りに関する規則がある職場は少ないかと思います。規則としての決まりが無いと上司も注意しにくいものもあるかと思いますが、ルールとして決められたものが無いからといってルール外のものは何をしてもいいかというと、そんなことはありませんよね?

規則が無いからといって香水を自由に纏うのは危険!

看護師が香水を纏うことでの最大のデメリットは、患者さんを不快にさせることにとどまらず、体調不良の誘因となってしまう可能性があることです。抗癌剤治療を行っている方で、味や臭いに敏感になる方を見たことがありますか?抗癌剤治療を行う病棟で働いたことのある看護師であれば容易に想像できると思いますが、食事やちょっとした石鹸の香りでも気分不快や嘔気・嘔吐を引き起こす原因になることがあります。こういった患者のケアを行う立場である看護師が、自分は気分がいいからといってお気に入りの香水を纏い、気付かないところで患者の体調不良を引き起こしていたとなっては、もはやその職場にとって有害でしかありません。これは総合病院など限られた勤務先の例になりますが、例えば療養病院のようなところだろうと介護施設だろうと、香りを不快に感じる人はいるかもしれません。患者や利用者は不快だからといってその場から容易に離れられない場合もありますし、お世話になっている立場だからといって苦情を言うのを遠慮する人もいるでしょう。

イメージダウンに繋がる可能性

また、看護師のイメージとはまったく異なる香りを纏っていることで患者・家族から悪い印象を持たれてしまう可能性もあります。先にも言ったように、看護師を初めとする医療者は清潔なイメージを持たれていることが多いです。看護師からバニラのような甘い香りがしたり、煙草のようなスモーキーな香りがしたりすると、当然周囲の人は違和感を感じます。そういった小さな違和感が積み重なり、「○○という看護師は真剣に仕事に取り組んでいない」と思われ大きな問題に繋がる可能性があります。そこまでのリスクを負ってまで仕事中に香水を纏う意味はありませんよね?

体臭が気になるといったような、どうしても香りを纏いたい理由がある人は、デオドラントスプレーを使用したり石鹸系やフローラル系のヘアミストを軽く振る程度にして香りの拡散を抑えるようにしましょう。このように自分としてはかなり香りを抑えたつもりでも、匂いに敏感になっている患者にとっては強い刺激となってしまう可能性もあるため、同僚に確認するなどして必要以上の香りの拡散が無いように注意しましょう

仕事が忙しくて香水を楽しむ暇が無い!

香水が好きなのに楽しむ時間が無いという人は、仕事が終わった後に纏うのはいかがでしょうか?仕事のオンオフの切り替えスイッチの役割にもなりますし、(本来の香水の楽しみ方ではありませんが)汗臭さをごまかすこともできます。私はこの他に、寝香水として寝る前に纏うことが多いです。このように、リラックスや気分転換のために香水を纏うのであれば休日以外でも以外と楽しめるものです。周囲へのアピールとして、周りに良い香りだと思われたいという人は…仕事には影響するべきではないので休日に思い切り楽しむようにしましょう。

結論としては、看護師を初めとする医療職の方が仕事中に香水を楽しむのは避けるべきだと思います。余計なことで注意を受けるのは避けるべきですし、後になってクレームを受けるなど悪影響を及ぼす可能性もあるため、タイミングを選んで楽しむようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました